売り上げや集客は、週単位で考える。
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普通の飲食店がこだわるのは、毎月の売り上げだ。
今回のシミュレーションも、月120万円の売り上げをいかに作るかが焦点だ。
ただしこの月120万円というのは毎月の支払いに必要なお金であって、経営の方針を考えるのには、実はあまり関係ないらしい。
毎月毎月、一月の売り上げを計算し、去年の同じ月と比べてどうだった?
、、、って考える。
でもこれって、会計上の作業であって、実は集客とは関係ない。
大体去年の同じ月と比べてどうだった?
っていうのは比較の対象としては意味あるが、今、売り上げを伸ばすためには、何の意味もない。
飲食店の経営指導をされている方がいる。
専業のコンサルタントではなく、自分でもいくつか店を経営されている方だ。
詳しい話はこちらに載っている↓どん底の飲食店が奇跡的に復活した方法が、この方の考え方は、「週単位」で考えるということだ。
この方のメルマガを読むと、前年同月比は、考えても意味がないという。
考えるなら、毎週の売り上げ、毎週の集客数
前年同月比というのは、去年の同じ月と比べて、どうだった?
という指標である。
季節によって売り上げというのは変わるから、同じ季節で一番近いデータを参考にするなら、一年前と比較するのは妥当な方法だろう。
しかも去年の同じ月って行ったって、休日の数も違うし、土曜日の数も違ったりする。
だから実はこれはそれを補正しないと比較の対象になりにくい。
テレビなどでは、小売業や百貨店の売り上げが、前年同月比で上がったとか下がったとか報道されているが、あれは補正データだからこそ意味がある。
逆に言うと、小さな飲食店にとって、これはほとんど意味がない。
それよりも大事なのは、「先週と比べてどうだったか?
」ってことだ。
去年の同じ月と比べても、実は何にも努力しようがない。
去年の事はもう忘れているわけだし、環境も違うわけだから。
去年はライバル店がなかったが、今年は近くにライバル店ができた。
あるいはライバル店が集客に成功して、向こうにお客を取られた。
そう言った変化は1年後にはハッキリするだけで、小さな変化は毎週起こっている。
なので、去年の同月と比べても売り上げアップにはつながらない。
比べるなら、先週とだ。
そして先週と何を比べればいいか?
それは、、、、、NEXT:前年同月比は意味がない