店主の味のこだわりは、繁盛とは関係ない
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味覚というのは、人それぞれです。
育った環境にもよりますし、体調や栄養状態によっても変わってきます。
さらに年齢や照明によっても変わってくるので、ハッキリ言って万人向きの味というのは、なかなかありません。
複雑な味が好きな人もおれば、シンプルな、素朴な味が好きな人もいます。
何にでもソースを掛けたり、ユズ胡椒をふりかけたりする人もいるし、何にも書けないで食べるのが好きな人もいます。
だからラーメンや餃子の味に凝るのはほどほどにしないと、お客さんが離れていってしまいます。
私なんかは、京都で永らく暮らしていたため、天下一品ラーメンの味はたまに無性に食べたくなります。
アレなんかはもう、やみつきになる人がいる一方、食べる気がしない人も多いでしょう。
南大阪のラーメンチェーンの神座(かむくら)は、白菜入りのラーメンですが、あれも不思議な味で、味は普通のラーメンと大して変わらないのに、なぜかやみつきになったりします。
でも、ラーメン通の人には、特に評判にはなりませんよね。
通の人の求めている味とは、また別なんでしょう。
食べる方も作る方も、体調は日々変わるし、それによって味覚も微妙に変わってしまうので、お客さん自身の好みや体調に応じて、調整してもらうための調味料やトッピングの工夫が必要でしょう。
調整可能な味が一番!
味というのは、人によって十人十色。
しかも体調や照明によっても変わる。
となると、万人に楽しんでもらうための味は、多少薄味で、自分で調整出来るような味にしないといけません。
間違っても天下一品のラーメンのような濃い味にすると、受け入れられません。
その独特の味である天下一品ラーメンも、味が濃ければ薄めることが出来るし、ニンニク唐辛子や、唐辛子味噌で味を変えることもできるように工夫をしています。
ピリ辛餃子のような商品も、人によって辛さの好みは様々ですから、やっぱり食べる人にピッタリ味を合わせるのは至難の業です。
標準以上の、標準レベルをクリアしておれば、それ以上にこだわらないほうが長くお店を続けることが出来ます。
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