飲食店は、マズくなければ良い
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日本一マズいラーメン屋の所でも書きましたが、飲食店が流行るかどうかは、味じゃないんですね。
日本一まずいラーメン屋と呼ばれるラーメン屋、惜しくも近年、店を閉めてしまいましたが、それでも店を続けられるくらいにはお客さんが来ていたわけです。
飲食店のほとんどは、2年以内に潰れると言います。
なのにまずい味のラーメン店が十年以上も潰れなかったのは、味の良さは、そんなに重要視しなくても良い。
そう言うことを示しているのでしょう。
だから味がお客さんを呼ぶのだと勘違いして、美味しさを追求することに囚われているなら、そう言うことはやめて、味を作るのはお客さんに任せてしまえばいい。
天下一品ラーメンの美味しさとは、独特のスープが旨いのではなくて、実は味を自分で調整できるからだと前に書きました。
そう言う風に、味はお客さんに任せてしまえばよい。
旨いラーメンより特徴のあるラーメン
大阪南部が発祥で、新宿や渋谷にも店がある「ラーメンレストラン・かむくら(神座)」というチェーン店でも似たようなサービスがあります。
ここは白菜などの野菜を軽く煮て作ったやや薄味のスープが特徴のラーメン店ですが、それでもピリ辛ニラが入れ放題、おろしニンニク入れ放題なんですね。
フランス料理出身のオーナーシェフがこだわって作り上げたスープでも調整可能、、味には確かにこだわってはいるが、しかし万人受けする味などないと言う、プロの料理人ならでの考えなんでしょうか。
旨いラーメンより、特徴のあるラーメン。
それさえあれば、別に多少いじられても良い訳ですね。
もちろん手を入れると、味がすっかり変わってしまうようなそんなタイプのスープもあるでしょう。
が、お客さんが味を自分好みにできるような調味料やトッピングを数種類各テーブルに用意するというのも、リピーターを増やすテクニックの一つでしょう。
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