材料は同じでも、味が変わるのがラーメン
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ラーメンは、日本独特の食文化です。
麺を食べる習慣は、もちろん中国から伝わったわけですが、その本場であるはずの中国人留学生に尋ねると、「ラーメンは、日本の料理」だと言います。
すっきりした醤油ラーメン、すっきりした塩味の塩ラーメン、冬には恋しくなる味噌ラーメン、そして白濁スープが独特なトンコツラーメン。
麺とスープというシンプルな組み合わせのラーメンが、驚くほど深い味に進化した料理。
それが中国の麺とは異なる、日本独特のラーメンという料理なんだと言うことのようです。
しかしこの「麺とスープ」というシンプルな組み合わせだからこそ、旨いマズいが如実に表れます。
たとえば同じ材料を使っていても、作る人によって味が変わる。
材料を丁寧に下ごしらえし、丹念に灰汁を取り、味を確かめながら注意深く作られたラーメン。
下ごしらえは雑、あく取りもいい加減で、食べると何か妙な臭いがするようなラーメン。
材料費は全く同じでも、できあがってくるラーメンの味が全く変わってくるというのがラーメンの難しさですね。
だからこそ下ごしらえや調理の手順を確立し、常にレベル以上の味を提供できるようにならないとせっかくラーメン店を開業しても、続かないと言うことになります。
ラーメンの作り方はお金で買え
ラーメン屋を繁盛させるには、味など二の次だといいます。
お客さんは、日本一美味しいラーメンを求めてあなたのお店に来るわけではないからです。
小腹が好いたときに、ブラッと入って食べて満足できる味ならそれでいい。
あるいは子連れで楽しいひとときを過ごせるようなそんな雰囲気を求めてくるお客さんもいます。
なのでオリジナリティにあふれるラーメンや、どこにもない味のラーメンを目指すのも良いですが、ラーメン店を開業して営業を続けるには、そんなに飛び抜けた味のラーメンでなくても良い。
美味しいラーメンを提供するというのは、お客さんがラーメン屋さんを選ぶ要因の一つであって、他にも色々あるわけです。
店主のラーメンに対するこだわりが、お客さんを呼ぶ唯一の武器というわけではありません。
他にも色んな要素があるわけです。
今は、美味しいラーメンの作り方など、実は数万円で教えてもらうことができるんです。
上手なラーメン店の営業ノウハウも、数万円で学べるのです。
人気ラーメン店、繁盛ラーメン店のレシピと営業ノウハウを、正確に自分のモノにしてから、オリジナルに挑戦してください。
とにかくまず、営業を続けられることが重要です。
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