集客コストは、削減出来ないコスト
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ラーメン屋の集客。
飲食店の場合、集客にお金を掛けるのは、なかなか嫌なモノらしい。
チラシを打ったり、ポスティングをしたりすると、最低一回10万円くらいはかかってしまう。
だから、投資コストと集客による売り上げ増を比べて二の足を踏んでしまうのが実情らしい。
しかし集客は、とにかく絶対必要な作業で、何らかのカタチでずっと行う必要がある。
欠点を減らして、お客さんを減らさない事も大事だが、新規顧客を増やす努力も非常に大事だ。
ビールなどドリンクを一杯無料にするクーポン券だとか、曜日によって、特定のサービスをプラスするとか、お客さんに来てもらうオファー(提案)というのは色々ある。
ラーメン屋で折り込み広告をしているところは滅多にないが、1回でも来店されたお客さんをもう一度来させるための仕組みや、知り合いを連れてきてもらえるような仕組みも必要だ。
そのために折々にイベントのようなモノを企画して、友達と一緒に来てもらえるような工夫も必要だろう。
割引クーポン券も、お一人さま一回限りではなく、お連れさまも割り引きできるように作るべきだろう。
餃子の王将の集客法
去年、全店舗黒字という快挙をあげた『餃子の王将』は、クーポン券を配りまくって集客して成功したチェーン店だ。
私は京都に二十年住んでいたので、『餃子の王将』は昔から良く知っている。
当時はまだ雑な印刷のクーポン券で、裏にハンコを押してあるだけのクーポン券も何度かもらった記憶がある。
十枚つづりのクーポン券(タダ券)なんかをもらうと、かなりうれしかった覚えがある。
そうやってとにかくお客さんに来てもらう。
餃子一皿だけでも、しっかり来て食べてもらう。
『餃子の王将』は、ボリウム(量)を売りにしているチェーンだから、そういう価値観を求める消費者をあつめる強力なアイテムだった。
お店がどこにあって、どういう料理を出しているのか知ってもらうには、クーポン券を配りまくる事によって達成されたといってもいいかも知れない。
そしてタダ券があると、知り合いや友達を誘いやすいから、一度も店に来たことがない人間も、お店に集めることができる。
新聞チラシやCMの用に何十万もかけなくても、印刷した割引券・タダ券で新規顧客を集められるわけだ。
こういうのは『口コミ』を利用したマーケティングで、割引クーポンに、お店や料理の宣伝も入れておくと、「こういうお店なんだ」「こういう料理なんだ」とわかり、初めてくるお客さんにも敷居が低くなって誘いやすい。
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