吉野家が券売機を置かない理由は?
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牛丼の大手チェーンの吉野家が、券売機を置かない理由は、二つあると言います。
一つは、メニューが少なく、アルバイトでもすぐに全部覚えられるから。
吉野家の場合は、牛丼と豚丼、味噌汁、卵、あとは朝食メニューが2種類しかないわけですから、メニューが多すぎて覚えられないと言うことはありません。
一方、メニューの多い松屋だと、券売機がないと捌き切れません。
松屋は牛飯やカレー、ハンバーグ定食や焼き肉定食、そのほかに季節メニューがたくさんあるので、券売機はいわば、メニュー表の替わりでもあるわけです。
そう言う風にメニューをたくさん用意している場合は券売機を利用した方が間違えはないですし、従業員も楽ですね。
しかしメニューが多いと、仕入れた材料の破棄率も上がります。
売れるのは結局数種類の定番メニューがほとんどですから、マイナーなメニューの原材料は、常に捨てているという有様になります。
これでは利益が出なくなりますから、小さなお店がチェーン店の真似をしてメニューを増やすと一気に経営が苦しくなります。
お客の様子を、とにかく観察すること
吉野家が券売機を置かないのは、メニューの数が少ないだけではなく、もう一つ理由があります。
というのも、券売機があると、お客さんの顔を見なくなるからだと言います。
お客さんが来店して、お茶を出して、それから注文を聞く。
そのときにお客さんの様子を見ることは、必要なことです。
お客さんがどういう反応を示すか、それを見ていないと接客はピッタリしたモノにはなりません。
飲食店というのは、お客さんに来てもらわないと売り上げが上がりませんから、起点は常にお客さんなワケです。
お客さんが喜んでいるのか、それとも不満を持っているのか、常に気を配らないといけないわけですね。
そのために、あえて券売機を置かない、ということだそうです。
私なんかは影が薄いらしく、何度か注文をとばされたりしているので、置いておいてくれた方がいいんですがね。
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