ラーメン屋を始めるのにかかる費用
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ラーメン店を開業するには、開業資金が必要だ。
厨房施設などがすでに備わっている居抜きの物件を見つける事が出来れば、かなり開業資金は安くあげられるが、それでも数百万はかかる。
たとえば月30万円の物件を借りて始める場合、最低その7ヶ月分のお金がないと物件が借りられない。
30万円の7ヶ月分だから、約200万円だ。
そして居抜きであったとしても、内装や看板、その他の施設の更新などに、2~300万は必要になるだろう。
オープンしてから数ヶ月は、赤字になる可能性も高いから、その間の運転資金も必要になるわけだから、500万円以上の資金は最低必要だろう。
施設を一から作るとなると、もちろんさらに数百万円かかるので、一千万円くらい必要だという事になる。
ラーメン屋開業資金(運転資金以外)
物件取得費(家賃の約7ヶ月分) | 駅前物件(月25~35万)×7=175~245万円住宅地物件(15万~25万)×7=105~175万円 |
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内装工事(新規) | 約200~300万円 |
厨房設備工事(新規) | 約200万円 |
外装・看板 | 約100万円 |
空調設備(エアコン・換気設備 新規) | 約100万円 |
什器購入(棚や食器など) | 約100万円 |
合計 | 約710~1050万円 |
当面の運転資金も必要
ラーメン屋を開業するには、当面の運転資金も必要になる。
目安としては、やはり半年分くらいは見ておいた方がいいだろう。
特に人を雇って始める場合は、これはしっかり確保しておく必要がある。
お客が来ないからといって、給料を払わないで良いというわけではない。
そんな事をしていると、犯罪になってしまうしね。
となると、月々の運転資金がどれくらい必要になるかも計算しておく必要がある。
そしてその資金をどうやって調達するか、プランを立てないといけない。
自分で資金を用意出来るなら良いが、銀行や信用金庫から借りるには、事業計画書などをきちんと作っておかないといけない。
中小企業を相手にしてくれる金融機関は、もう圧倒的に信用金庫だ。
間違ってもいきなりメガバンクに融資を申し込まない方がいい。
信用金庫の場合は、中小企業をメインの顧客にしているので、メガバンクよりも専門知識も豊富だし、面倒見も良い。
運転資金は、家賃、光熱費、材料や備品の購入費、従業員の給料ということになるが、これはもう開店するラーメン屋の営業規模で、全然かわってくる。
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