ラーメン店の開業資金はどれくらい?
更新日:
ラーメン店の開業シミュレーション。
忘れやすい衛生関係や届け出の話の次は、開業資金がどれくらい必要かという事だ。
開業資金は、たくさんあればあるほどよいという事らしい。
ラーメン屋などの飲食店を開業するには、前回も書いたけれど、衛生施設をきちんと整えないといけないので、一から店舗を作るとなると、かなりの費用がかかる。
元々飲食店をやっていた物件を「居抜き」で借りれれば開業資金は相当節約出来る。
居抜き(いぬき)というのは、コンロや冷蔵庫、場合によっては食器など、飲食店が経営していたそのままのカタチで借り入れられるパターンだ。
元々飲食店を経営していたままを借りるのであるから、保健所の求める衛生施設などは、ほぼ揃っていると考えればよい。
業務用の大型冷蔵庫や、業務用のコンロなど、中古で揃えたとしても備え付けなどかなりの費用がかかるので、居抜き物件などがあると、その費用も節約出来る。
もちろん内装や空調設備などは、キレイにした方がいいのだが、物件によっては、そのまま使えるようなモノもあるだろう。
そう言う場合は、不動産の賃料だけだから、敷金・礼金・保証金などの費用と、営業資金があればよい事になる。
店舗物件の相場
店舗物件の相場は、もちろん場所によってかなり変わる。
一般的に、お客が集まりやすい繁華街などの場所の物件は高いし、お客が集まりにくい場所にある物件は安い。
広さも関係していて、広い物件は高いし狭い物件は安い。
駅前だと狭い物件でも、最低月30万円は必要だと思えばいい。
これに半年から一年分くらいの敷金・礼金(保証金)などが必要になる。
最近は不動産不況で、この保証金は安くなっているようだが、不動産屋に張ってある物件の情報を見ると3ヶ月分は最低必要のようだ。
半年分だとすると、月30万円の物件で30万円×(6ヶ月+1ヶ月) = 210万円は用意しないといけない事になる。
NEXT:ラーメン屋の開業資金