ラーメンは、衝動喰いする食べ物
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ラーメンというのは、実は衝動喰いする食べ物だ。
腹が減ったら、何を食べてもうまい訳だけど、たまに「どうしてもラーメン食べたい!」とか思ったりする。
ラーメンでないとガマンができない、ラーメンを食べずにはおれない、、そんな感じである。
だけど実際にそれでラーメンを食べて、ものすごく満足するかというと、そうでもない。
私なども京都に学生時代に長期間いたせいもあって、天下一品のラーメンを、無性に食べたくなる時期がある。
なので横浜にいても、半時間以上も電車に乗って食べたり、6食セットを通販で買って、家で作って食べたりする。
だけど実際にそうして食べてみると、「あれ、ほんとにそんなに食べたかったのかな?
」と考えたりする。
つまりラーメンというのは、そんなに旨くなくても衝動的に食べたくなり、とにかく食べないと気が済まなくなったりするモノらしい。
ラーメン屋に来るお客さんの何割かは、実はそう言うタイプのお客さんだったりする。
となると、お店を繁盛させるには、味はソコソコでも、自分のお店のラーメンを衝動喰いさせるテクニックというのが、重要になってくる。
では、ラーメンを衝動買いさせるテクニックとしてはどんなモノがあるだろう?
訴求サインをお客さんにしっかり見せろ
お客さんにラーメンを衝動食いしてもらうためには、店の前を通るお客さんの五官を刺激する必要がある。
五官というと、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚というほとんどのお客さんが持っている五つの感覚だが、衝動食いを誘うには、視覚と嗅覚を刺激するしかないだろう。
たとえばウナギ屋さんは、ウナギを必ずと言って店頭で焼く。
それはウナギを焼く香ばしい香りでお客を引きつけるためだ。
これはお客さんの嗅覚を刺激して、「ウナギを食べたい」という感情を呼び起こすわけである。
ラーメンでも、ラーメン独特の香りというのがあるから、それが店の外まで流れ出すような工夫も必要かも知れない。
しかし店中に醤油の香りが充満すると、店の雰囲気が良くなくなる可能性もあるので、チャーシューなどを店先で軽く焼いて香ばしい香りをたてるなどの工夫も大事だろう。
またニオイでは、ニオイが届く範囲が限られているから、目で見て衝動買いしたくなるようなモノも考えるべきだろう。
ニオイは店の前を通らないと嗅いでもらうことはできないから、目で見てラーメンを衝動食いしたくなるようなサインを、遠くからでも見えるように出して、視覚から衝動食いを誘う作戦も必要だろう。
もちろんお店に入ってからは、ぷるぷる煮たまごとか、鶏ガラ濃厚スープだとか、自家製のラーメンの魅力を味わってもらう必要があるが。
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