訴求サインとは何か?
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ラーメンを売るにも「訴求サイン」が重要だ。
訴求サインというのは、店の屋外や屋内に出す垂れ幕やポスター、POPとかいうツールのことだ。
POPというのは「ピーオーピー」または「ポップ」と読むが、Point of purchase advertisingの略だという。
スーパーや本屋などによくある「お買い得一口情報」みたいな小さな張り紙のことや「商品名と値段を大きく書いた」やつである。
店の前で風にたなびいている「のぼり」なんて言うのも、「訴求サイン」というカテゴリーに入る。
訴求サインは、すぐにでも購入を促すようなモノが多く、衝動買いを誘えることが多い。
たとえば書店などにある「手書き風POP」などは、マーケティングとしては、かなり話題になって、いまではどこの本屋さんに行っても見かけるね。
たとえば
- 「三十路の店長的には、今年一番の恋愛小説!」
- 「フロアーチーフが今一押しの、歴史長編」
- 「学生アルバイトの間で、いつも盛り上がっている一冊」
こういう風に、誰かが惹かれた商品というのは、「面白いんじゃないか」というイメージを呼び起こして商品に対する興味を引き起こすわけである。
74%のお客さんが何を食べるか決めていない
訴求サインは「衝動買いを誘うツール」だという。
というのもマーケティングでは有名な話だが、アメリカのPOP協会の調査によると、お客さんというのは、多くの場合、お店に入る前は何を買うか決めていないのだという。
この調査では、74%もの顧客が「何を買うか決めずに来た」というのだ。
漠然としたイメージでお店にやってきて、「何か無いかな」と思っているわけだ。
そこで重要になるのが、店外や店の中にある訴求サインだ。
お客さんというのは、お店の前や中に入っても何を買おうかと迷っているわけだから、何か商品を提案しないといけない。
お客さんの背中を押してあげないと、お客さんは自分の欲しいものが買えないものなのだ。
だからお店の前を通る人に対して、ラーメンやチャーシューのニオイを嗅いでもらい、ちょっとしたPOPなどで、食べたいものを自分で「発見」してもらわないといけないわけだ。
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